福島の国際交流団体らが参加する「結・ゆい・フェスタ」が9月12日、「まちなか広場」(福島市本町)を中心に開催される。
2004(平成16)年から開催し、今年で17回目。開催のきっかけについて、福島市定住交流課の遠海萌さんは「市内の国際交流団体とのネットワーク強化のために始めた。今年は市内飲食店の協力を得て、食・チャリティー・遊び・体験・国際ボラティアなど、さまざまな角度から楽しんでもらえるよう企画した」と話す。
昨年は「アクティブシニアセンターアオウゼ」(曾根田)で開催。22団体がブース出展やステージショーなどで参加した。使わなくなったランドセルを集め、フィリピンへ寄付するなどのチャリティーも行った。「過去最多人数の1800人に来場してもらった」と遠海さん。
今回は国際交流団体22団体と市内の飲食店10店が参加予定。世界各国の料理や民芸品を販売する。オープニングイベントでは、市内の園児らによるマーチングバンドの演奏を予定。朝ドラ「エール」で話題の古関裕而の楽曲を披露。クロージングイベントでは同市のダンススタジオ「STUDIO ViViD(ビビッド)」によるダンスパフォーマンスも。
「まちなか広場」の隣にある交流施設「ふくふる」ではZoomを使い、ミャンマー、ネパール、ベトナムの現地と福島をつなぎ、福島南高校の生徒らとヤングアメリカンズの小学生らが交流を予定。ユーチューブでは会場の様子を生配信する。
今回は新型コロナウイルス感染症対策として、入場ゲートを1つに絞り、検温と消毒を徹底し、マスクの着用や接触確認アプリ「COCOA」の利用を呼び掛ける。
遠海さんは「このイベントでしか体験できないアクティビティーや、市内在住の外国人らとの交流もできる。この機会にぜひ足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は11時~17時。雨天決行。