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「福島演劇鑑賞会」が創立60年 これまでの軌跡を展示、著名俳優らのメッセージも

「まちなか交流施設ふくふる」に展示されている「福島演劇鑑賞会」の軌跡

「まちなか交流施設ふくふる」に展示されている「福島演劇鑑賞会」の軌跡

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 福島で劇団の公演誘致などを行う「福島演劇鑑賞会」(福島市置賜町)が現在、昨年創立60年を迎えたのを機に、これまでの活動内容を「まちなか交流館ふくふる」(本町)で展示している。

展示されているポスター

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 1960(昭和35)年に「福島で演劇を見たい」という思いから有志が旗揚げした同会。東京などから劇団を招き、年6回公演を行う。同会の清野和也さんは「現在約1400人の会員がいる。『良い演劇をより多くの人と定期的に見続ける』をコンセプトに活動している」と話す。

★観る→見る に置き換え 記者ハンドブック参照

 会場には2004(平成16)年から昨年までの公演の概要や、実際に使ったポスター・リーフレットを展示。創立30年、40年、50年の節目に作られた記念誌も閲覧できるようにした。東日本大震災の際に同会へ送られた俳優らのメッセージ色紙のコピーや、昨年公演した「人間失格」から俳優・仲代達矢さんの直筆メッセージ(コピー)も展示している。

 清野さんは「コロナ禍で演劇の公演が減っているが、地域で演劇を見続けることで、日本の演劇文化の維持・継続につながれば」と期待を込める。「これからの見応えのある作品の公演を続けていければ」とも。

 開館時間は10時~19時(最終日は17時まで)。今月30日まで。

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