二本松「東北サファリパーク」内にある「エビスサーキット」(二本松市沢松倉)が3月13日、復旧作業を終えたコースで一部営業を始めた。
1994(平成6)年からドリフト走行の受け入れを始め、世界でドリフトの聖地として知られている同サーキット。2月13日に起きた福島県沖地震の影響でコースとレストランなどの建物が倒壊し、休業を余儀なくされた。
同サーキットの熊久保さんは「たくさんの人から温かいメッセージを頂き、当サーキットがたくさんの人に愛されていることが分かった。また楽しく走れる場所を再開したいと復旧作業を始めた」と振り返る。「世界中から応援メッセージが届き、日本全国から約2000通、世界60カ国からも約1000通が届いた」とも。
営業を始めたのは、「ドリフトスタジアム(旧南コース)」「スクールコース」「北コース」「新峠コース」の4コース。土砂で壊れた建物の残骸の引き出し、ゴミの仕分け作業、ひび割れたコース・通路の補修を行った。コース内の土砂には樹木も流れ込んでいたという。現在休業しているコースでは、コース内の土砂の撤去、建物の再建、土砂で歪んだピット・救護室など復旧作業が続いている。
熊久保さんは「この度は大勢の方から温かい支援やメッセージを頂き、心より感謝している。私たちは復旧に向けて全力で取り組みたい」と意気込みを見せる。
営業時間は8時30分~17時。冬期料金は、終日=5,000円、半日=3,000円。