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地元の桃で「まるごと桃大福」 福島・大町「果寿庵」が限定販売

フルーツ大福「果寿庵」の加藤公一郎店長

フルーツ大福「果寿庵」の加藤公一郎店長

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 フルーツ大福専門店「果寿庵」(福島市大町)が8月12日、福島市の桃を使った「まるごと桃大福」の販売を期間限定で始めた。

「餅切り糸」で切るところ

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 福島市観光コンベンション協会から声が掛かり、福島市内外の人に福島市の桃の認知向上を図るキャンペーン「ふくしまピーチホリデイ2022」に参加することになったのが、「まるごと桃大福」販売のきっかけ。店長の加藤公一郎さんは「『果寿庵』のラインアップの中でも桃が一番人気。地元のフルーツを使うという店の意向とも一致したので参加を決めた」と話す。

 「まるごと桃大福」は外側から桃色求肥(ぎゅうひ)、白餡(あん)、福島産の桃、中心にマスカルポーネの4層から成り、食べる直前に振りかけるアールグレイの茶葉が付く。加藤さんはフレンチ料理店で修業した経験もあるため、「フレンチの要素を隠し味に使っている」という。「以前、洋食界ではやった桃のアールグレイマリネから着想を得た」とも。

 大福には切って断面を楽しめる餅切り糸が付くが、「まるごと桃大福」は特大サイズのため、通常より長い餅切り糸が付いている。縁結びの思いも込め、赤色の糸を採用したという。

 「家族や大切な人との団らんになれば。ケーキを切って取り分けるように、会話をしながら食べてもらえれば」と加藤さん。

 価格は1,180円~1,580円。時期と大きさによって変動する。販売は8月12日と土曜・日曜・祝日のみ。9月末まで販売予定。営業時間は11時~19時。

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