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福島駅に「蛇口から桃ジュース スタンド」 ひょう被害桃の有効利用も

福島市観光コンベンション協会の横山さん

福島市観光コンベンション協会の横山さん

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 福島市の桃を使ったジュースが蛇口から出てくる「蛇口から桃ジュース スタンド」が7月9日、JR福島駅西口「カフェ・アボカーレ福島駅西口店」に登場した。

「蛇口から桃ジュース スタンド」でジュースを注ぐ木幡浩福島市長

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 今回の取り組みは、福島市観光コンベンション協会が主催する初めてのキャンペーン「ふくしまピーチホリデイ2022」の一環で、市内外の人に福島市の桃の認知向上を図るもの。5月に福島市内でひょう被害の影響を受けた桃の有効活用や、市外の事業者に規格外の桃が安価で大量に購入される現状に桃の価値を高め循環させる仕組みをつくることを目的としている。

 桃ジューススタンドには市内のさまざまな果樹農園の桃を使う予定。同協会の横山さんは「通年設置なので、生の桃が手に入らない時期に飲んでいただいたり、果樹園を訪れる時間がないお客さまにも手軽に利用いただいたりすれば」と話す。

 女性をターゲットに、女性がかわいいと思う色やデザイン、コンテンツにこだわったという。スタンドには福島市在住のイラストレーター、ico.さんのイラストを起用。蛇口にはユニバーサルデザインの取っ手を採用した。

 事前にウェブでスタンドを知り、訪れたという佐藤さんは「ウェブで知り来てみたかった。濃厚で搾りたての味がする。スタンドのデザインもかわいらしい」と話していた。

 「福島市の桃を使った回遊型のキャンペーンで、桃の認知向上と果樹園の支援、地域の活性化につながれば」と横山さん。併せて、飲食店や宿泊施設と連携して桃を使ったメニューやコンテンツ開発、桃を使ったワークショップなども行う。「ふくしまピーチホリデイは今後も続けていく予定。福島市の桃をきっかけに、桃以外にも興味を持っていただき福島に来てもらえたら」と呼びかける。

 アボカーレの営業時間は9時~17時。

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