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福島・南福島に飲食店「えちごや おもせ」 酒販店が新事業

来店を呼びかけるスタッフ

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 飲食店「えちごや おもせ」が12月8日、福島・南福島にオープンした。 

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 経営は、酒販店「越後屋」(福島市南福島)。オープンのきっかけについて、社長の水田博(ひろし)さんは「近年、南福島の商店街が衰退しているように感じた。地元の酒屋として、何かできないかと考えた時に酒屋の目の前にある建物をテナントとして借りることができた。地元の人の憩いの場所を作りたいと思い飲食店をオープンすることにした」と話す。

 店名の由来について、水田さんは「出会いや縁、造り手や風土など、さまざままことに『思いがはせる』を略して『おもせ』。福島弁で『面白い=おもせえ』もかけている。南福島の面白く楽しい場所になってほしいと思い名付けた」と話す。

 水田さんの「お薦め」メニューは、「おもせのり弁」(1,200円)。「のり弁に副菜と汁物、茶わん蒸しが付いて定食スタイルになっているのが特徴。『おもせの豚汁』は豊盃・大吟醸の酒かすを使うことで野菜の甘みとうまみ最大限に引き出している」と田村さん。「飲食店でのり弁を食べる機会はほとんどないと思う。温かいのり弁を味わってほしい」とも。

 今後については、「酒屋の強みを生かして、発酵食品や酒粕を利用したメニューの開発などをしていきたい。今まで酒屋の方ではスペースが足りなくて角打ちや試飲をすることができなかったので、今回、『おもせ』ができたことでディナー営業には酒と食事のマリアージュを楽しんでもらえるような取り組みをしたい」と話す。

 営業時間は11時30分~14時30分。土曜・日曜・祝日定休。

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