二本松市出身で現代日本画の重鎮として活躍した大山忠作をはじめとした5人の作品を展示する「新 五星山展 ~新しい日本画を作った人たち~」が現在、大山忠作美術館(二本松市本町2)で開催されている。
同館開館10周年の記念企画展として開催する同展。「五星山」は、大山忠作・横山操・杉山寧・山口蓬春・横山大観の、「山」の付く名前を持つ5人を指す。
2日には大山忠作の長女で、テレビドラマや映画、舞台で活躍する女優・大山采子さんと福島県立美術館早川博館長のトークショーが行われ、160人ほどの観客が集まった。トークショーで采子さんは「父(大山忠作)は横山氏と飲み友達だった」「展示作品の中に自分(采子さん)をモデルにした作品がある。きちんとした格好で描いてほしかったが、ちょっとおかしな格好の部分を切り取られてしまった」など、家族ならではのエピソードを披露した。
開館時間は9時30分~17時。入館料は、一般=800円、高校生以下=400円。11月17日まで。