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福島のホールから無観客「ユーチューブ音楽会」 休校中の子どもへ向け配信

「ふくしん夢の音楽堂」の大ホールで古関裕而作曲の歌をメドレーで歌うソプラノ歌手・紺野恭子さん

「ふくしん夢の音楽堂」の大ホールで古関裕而作曲の歌をメドレーで歌うソプラノ歌手・紺野恭子さん

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 福島市の「ふくしん夢の音楽堂」(福島市入江町)がユーチューブで「YouTube音楽会」を行い、リモートで音楽演奏などを配信している。

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 1002席を備える大ホールにはパイプオルガンを設置する同館。その大ホールを使い、福島出身やゆかりのあるアーティストの演奏や歌を動画で撮影し、ユーチューブで配信している。始めたきっかけについて、同館の川口さんは「コロナウイルス感染症の影響で自宅待機や休校になっている子どもたちに、家の中でも音楽に触れてもらえたらと思い始めた」と振り返る。

 動画は6月8日現在、マリンバなどの楽器演奏や福島市出身の作曲家・古関裕而の楽曲をメドレーで歌う動画など5本を配信。福島市出身のソプラノ歌手・紺野恭子さんは動画内で「古関裕而は5000曲を作曲したといわれている、夢の音楽堂でもその楽曲を演奏する機会が増えれば」と話す。

 出演アーティストについては、「イベントや音楽の発表の機会も無くなり、今回の企画にとても協力的に参加してもらえうれしい。まだまだ大変な状況は続くが、音楽には癒やしの効果がある。動画を見て、来館して音楽に触れる機会が増えれば」とも。

 コロナウイルス感染症の対策として同館では、利用人数の制限や定期的な換気、来館者へマスク着用を促すなどの対策を取っている。

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