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福島の中華料理店「精華苑」が60周年

「精華苑」店主の酒井隆弘さん

「精華苑」店主の酒井隆弘さん

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 福島市大町の中華料理店「精華苑」(福島市大町、TEL 024-522-8317)が2月18日で60周年を迎えた。

「担々麺(たんたんめん)」(1,000円)

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 店主の酒井さんは4代目。かつて酒井さんの祖母は店の常務として働いていたが、創業者が同店を譲渡し2代目となった。その後3代目となった父の跡を継ぐ形で、約2年前から酒井さんが店主を務めている。

酒井さんは「コロナ禍もあり、ここ数年は経営が厳しかった。お客さまに支えられて60周年を迎えられ安心している」と安堵(あんど)の表情を見せる。「今年中に周年イベントの開催も考えている」とも。

 四川料理を提供する同店だが、一般的なものよりも辛みを抑えているという。それは「四川飯店で修業した父の料理が、お客さまから『辛い』と言われたから」だという。「福島には甘めの味を好む方が多いので、それに合わせて味を変えてきた」とも。

 「お薦め」は昔から変わらない味の「担々麺」(1,000円)で、最近は「酸辣湯麺」(1,200円)も「人気」。月替わりの限定メニューもあり、2月は「鶏そば」(1,200円)を提供している。以前は季節ごとに変えていたコース料理の内容を月ごとに変え、毎月来店する客にも楽しんでもらえるようにしているという。

「祖母の代やコロナ禍の前のようなにぎわいを取り戻せるよう、料理もサービスもワンランク上げていきたい」と意気込む酒井さん。「いつも来ていただいている方にも、そうでない方にも足を運んでいただけるよう、心を込めてこれからもやっていきたい」とも。

 営業時間は11時~14時、16時30分~20時30分(祝日は20時まで)。日曜定休。

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