横浜家系ラーメン店「横浜家系 龍 伊達店」(伊達市姥ケ懐)が6月15日、伊達市姥ケ懐の国道4号沿いにオープンした。福島市の八島田店、郡山市の桑野店に続く3店舗目となる。
店主の長澤龍さんは福島市出身。20歳の時にアパレル業界で働くため上京し、先輩に連れて行ってもらった家系ラーメンを初めて食べた際に「それまでにない衝撃と驚きを受けた」という。これを機に家系ラーメンに魅了され、自ら食べ歩きや研究を重ねる中で、「当時まだ本場の味がなかった地元・福島で、いつか自分の店を開きたい」と決意したという。数ある店の中でも最も感銘を受けた世田谷の「横浜家系ラーメン 侍(さむらい)」に弟子入りし、2008(平成20)年から約5年間にわたり修業を積んだ。
オープンのきっかけについて、長澤さんは「国道4号沿いへの出店は、創業当時からの夢だった。前テナントの移転をきっかけに紹介を受け、縁あってオープンすることができた」と話す。「3店舗まで展開することも一つの目標だった」とも。
提供するのは、継ぎ足しを繰り返すことで豚骨の濃度を高めた濃厚豚骨醤油(しょうゆ)ラーメン。麺には家系御用達の「酒井製麺」を使う。「酒井製麺は横浜家系ラーメンの総本山である吉村家をはじめ、直系・関連店舗を中心に麺を卸している製麺所。福島県内では当店のみ、東北全体でも岩手に1店舗あるのみという非常に希少な麺を使っている」と長澤さん。
トッピングのホウレンソウやネギは県内産野菜にこだわり、チャーシューは低温調理で「しっとりと柔らかく」仕上げた。前テナントの構造を生かしたセルフサービスの「食堂スタイル」を取り入れ、テーブル席を多く配置することで、初めての人や家族連れでも利用しやすい空間にしたという。席数はカウンターとテーブル席合わせて26席。
現在はメニューを絞って提供しており、シンプルな「ラーメン」や「ラーメン塩」(以上900円)、「つけ麺」(950円)などを用意する。家系ラーメンに欠かせないライス(150円)も提供。
オープンを迎えて、長澤さんは「想像以上の反響を頂き、スープの仕込みが追いつかないほど忙しい日々を送っている。今後は通販や自家製麺への挑戦、自分にしかできないメニュー開発もしていきたい。これまで家系になじみがなかった人にも、一度本場の味を体験してほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は、11時~14時30分、18時~21時。木曜定休。