展示会「第21回パッチワークQUILT(キルト)展」が5月8日~10日の3日間、福島市・曽根田の「A・O・Z(アオウゼ)」(福島市曽根田町、MAXふくしま4階)多目的ホールで開催される。主催は、伊達市を拠点に活動するパッチワークスクール「MOTHER'S QUILT HOUSE(マザーズ・キルトハウス)」(伊達市)。
主宰の小野千鶴子さんは1975(昭和50)年に独学でキルト作りを始め、1979(昭和54)年に自宅で教室を開いた。1981(昭和56)年に初の展示会を開いて以来、今回で21回目を迎える。前回の40周年記念展からは約7年ぶりの開催となり、コロナ禍や会場確保の難航で延期が続いていたが、施設側からの打診により、「長年作品を温めてきた生徒たちによるお披露目の場が整った」という。
今回のテーマは「伝統的なパターンの無限の可能性」。同じ布を使いながら異なるパターンで構成した作品や、同じデザインでも配色やサイズを大胆に変えた作品など、7年間の蓄積を生かした実験的な対比が大きな見どころになるという。小野さんは「布をつなぐことは時間をつなぐこと。布の命と出合い、思いや心をつなぐ世界を伝えたい」と話す。
50年以上にわたり手縫いにこだわり続けてきた小野さんは、パッチワークを単なる飾りではなく、洗濯して日常的に使える「実用の美」として捉えている。会場には、伝統的なパターンの魅力を現代の布使いで表現した作品を並べ、手仕事文化を発信する。
小野さんは「作る楽しみだけでなく、見る楽しみも共有したい。どんな方でも気軽に足を運んでほしい」と呼びかける。
今後については、「今日まで続けてこられたのは、生徒や関係者の皆さんの支えがあったから。パッチワークキルトの魅力や可能性をどこまで探求できるか、自分自身も楽しみ。まずは3年後のスクール開設50周年を一つの節目として走り続けたい」と意気込む。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。5月10日まで。