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福島に納屋レストラン「森のキッチン」 地域住民の交流の場に、子ども食堂も

「コミュニティースペースとして地域へ貢献できれば」と話す店主の森口秀貴さん

「コミュニティースペースとして地域へ貢献できれば」と話す店主の森口秀貴さん

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 納屋を改築したレストラン「くつろぎ納屋 森のキッチン」(福島市方木田)が2月24日、福島市方木田の住宅街にオープンした。

「くつろぎ納屋 森のキッチン」の店内

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 養蚕業を営んでいた納屋を改築した同店。オープンのきっかけについて、店主の森口秀貴さんは「自分の祖父が要介護になったのをきっかけに、年配の方が元気に長く暮らせるコミュニティーを作りたいと思い開店に至った」と振り返る。

 メインメニューはピザ。マルゲリータやクアトロフォルマッジなどスタンダードなものから、「照り焼きチキンピザ」や、みそをベースにした「ネギチャーシューピザ」、ビスマルクをベースにアレンジを加えた「すきやき風ピザ」などの「和ピッツァ」を提供する。3月中旬からは、ピザのテークアウトにも応じる。

 席数は18席。元は軒先だった場所にガラス戸を付けテラス席に改築。納屋の雰囲気を残すため、天井の梁(はり)や柱などは残している。「極力当時のものを残したかった」と森口さん。「実家に帰ってきたようにくつろいでもらえれば」とも。

レストランの休憩時間を利用し、地域住民へ向けたコミュニティースペースとして店内の開放も予定する。

 月1回、格安で料理を提供する「だれでも食堂」も予定。市内で子ども食堂のボランティアも行っている森口さんは「誰でも気軽に来ることができる『だれでも食堂』として子どもに限定せず、孤食になっている人たちに店へ来ることでコミュニティーを築いてもらえれば」と期待を込める。

 営業時間は11時30分~14時、18時~21時。水曜・木曜定休。

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