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福大生がボランティアで「寺子屋」 小・中学生ら対象にカフェで学習指導

チラシを手に参加を呼び掛ける嶋崎さん(左)

チラシを手に参加を呼び掛ける嶋崎さん(左)

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 福島大学の学生が小・中学生を対象に学習を支援する「寺子屋べいす」が12月16日、カフェ「Vase(ヴェイス)」(福島市大町)で行われた。

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 NPO法人「Cafe de 寺子屋」が運営する同プロジェクト。開催のきっかけについて、スタッフの嶋崎さん(福島大2年)は「この寺子屋は静岡を中心に5都道府県に8カ所あるが、東北にはなかった。プロジェクトを知ったときに福島でも開きたいと思い開催に至った」と振り返る。「ただ勉強するだけではなく、カフェという温かい空間で勉強することで多くのことに興味関心を持ってもらえれば」とも。

参加した児童は「いつもと違う雰囲気で勉強ができて楽しかった。また参加したい」と話していた。保護者からは「福島にはなかった新しい取り組みに参加できて良かった。子どもはもちろん、親の立場からも若い人の力を借りて子育てを勉強させてもらえた」などの声が聞かれた。

 同プロジェクトに場所を提供した同店店主の齋藤さんは「若い人のやりたいことを応援してあげたい。彼女らの行動が今後、福島の若い人たちを盛り上げてくれることを期待している」と話す。

嶋崎さんは「こうしたイベントを継続的に開いて地域と交流することで、寺子屋を福島から東北まで発信していければ」と意気込みを見せる。

 「寺子屋べいす」は木曜18時~20時に不定期開催。参加無料。

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