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二本松に「3時のドーナツ」 熊本のドーナツ店が二本松の旅館と共同出店

来店を呼びかける菊地史(ふみ)店長

来店を呼びかける菊地史(ふみ)店長

 ドーナツとパンの店「3時のドーナツ 二本松店」(二本松市本町)が二本松市本町にオープンして、4月11日で1カ月がたつ。

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 同店は、岳温泉の旅館「ゆいの里あづま館」を運営する東館と、熊本県山鹿市のドーナツ店「3時のドーナツ」による共同プロジェクト。きっかけは昨年9月、同館で開催されたサウナイベントだった。熊本本店の横手裕貴さんと同館の白坂拓司社長が話の中で、地方都市が抱える地域課題の共通点や地域活性化への思いで意気投合し、東北初進出となる今回の協業が実現したという。

 店舗形態は、営業中の老舗衣料品店「洋品のヱスヤ」のスペース半分を借りて改装する、「ショップ・イン・ショップ」のスタイルを採用。空き店舗が目立ち始めた中心街に新たな人の流れを生む拠点として開いた。

 オープン日は、東日本大震災から15年、熊本地震から10年という両地域の節目に合わせ、「復興と地域連携」の象徴として3月11日を選んだ。

 看板商品は、熊本で根強いファンを持つ「ザクザク(ザクド)」と「ふわふわ(ふわど)」の2系統のドーナツ。ザクドは、冷凍保存で約1カ月間おいしさを保てるのが特徴。同館が岳温泉で経営する「Umeii Bakery(うめいベーカリー)」から毎日届けられるパンも販売。食パンや季節限定の「キューブパン」など、同店限定商品もそろえる。

 運営体制には、本店の「子育て世代が夢を諦めず、笑顔で働ける環境づくり」という理念を継承。育児中のスタッフが働きやすいよう、営業時間を正午から17時までに絞り、日曜・木曜を定休とする独自のスタイルを導入した。店長の菊地史さんは「子どもからお年寄りまでが気軽に立ち寄れる、地域の憩いの場にしていきたい」と話す。

 オープンから1カ月がたち、菊地さんは「連日行列ができる盛況ぶりが続いており、既にリピーターも増え始めている。今後は、二本松産の農産物を使った新フレーバーの開発や、旅館施設と連携したコミュニティーイベントの開催も視野に入れ、地域に愛される店づくりを進めていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は12時~17時(なくなり次第終了)。日曜・木曜定休。

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