東日本大震災をきっかけに発足したインドアパークプロジェクト「チャンネルスクエア」の15周年記念イベント「チャンスクDAY 15t」が9月20日、スカイピアあだたらアクティブパーク(二本松市仁井田)で開催される。
同団体は2011(平成23)年の震災と原子力災害後、放射線の影響で屋外活動を制限された子どもたちに、スケートボードやスポーツクライミングなどを楽しめる環境を提供しようと発足。2012(平成24)年に福島市まちなか広場にモデルパークを開設し、2014(平成26)年には福島市矢野目に大型施設を開設。2022年からは二本松・岳温泉エリアにある現施設の指定管理者を務めている。「F-WORLD」代表理事の平学(たいら・まなぶ)さんは「外で遊べない子どもたちが夢や目標を持てる場所を作りたいという思いから始まった。さまざまな活動を経て現在の拠点に行き着き、地域の魅力発信や人づくりに取り組んできた」と振り返る。
15周年を迎える同イベントのテーマは「未来をつくるのは、かっこよさだ」。これまで全国から寄せられた支援や協力への感謝を伝えるとともに、次世代へ思いをつなぐ場として企画した。当日は、スケートボードやスポーツクライミング、スラックラインといったアーバンスポーツの無料体験(事前申し込み優先枠あり)をはじめ、ダンスワークショップやダブルダッチ、大人向けのヨガ体験、音楽ステージ、お笑いライブ、キッチンカー出店など、多様なコンテンツを展開する。いわき市出身の故・佐藤英吾選手のチームによるFMX(フリースタイルモトクロス)パフォーマンスや、観光PRブース「エクストリームふくしま」の出展、献血バスの設営なども予定する。
イベントは子どもたちの可能性を引き出すため完全無料開催にこだわり、運営資金の一部は15周年記念応援グッズ(各3,000円)の販売で賄う。会津若松市出身のデザイナー・アーティストMHAK(マーク)さんが「未来の卵=子どもたち」をテーマに描き下ろした手拭いや、MHAKさんがデザインを手がけ、レザーブランド「GNUOYP(ニュピ)」主宰の革職人・小川陽生さんが制作したレザーブレスレットを用意。バッファロー革に15周年の記念ロゴを刻印し、鹿革紐を組み合わせたもので、ブレスレットとしてだけでなく髪留めやネクタイ留めなど日常でも活用できるデザインに仕上げた。購入を通じた支援を呼びかける。
「スカイピアあだたらアクティブパーク」マネジャーの吉沢奎吾さんは「子どもの頃に大人が楽しそうに活動する姿を見て感銘を受けた。子どもたちや若い世代が新しい可能性や地域の楽しさを知るきっかけになれば」と期待を込める。
平さんは「これまでの積み重ねは全国の支援者や地域の方々のおかげ。一過性のイベントに終わらせず、二本松の魅力を発信する起爆剤とし、人が集まり地域経済が潤うハブとなれるよう継続して取り組んでいきたい」と意気込みを見せる。
開催時間は10時~17時。入場無料、体験無料。