キリンビール南東北支店（仙台市青葉区立町）が7月5日、福島市の飲食店向けに「メニュー改善セミナー」を開いた。

セミナー後にはタップマルシェの試飲会も行われた

　物価の高騰などで仕入れ負担がかさみ、提供する価格に悩む経営者へ価格や商品、メニューの見直しによって少しでも経営の負担を軽減できるようにと企画した。メニューの役割について、メニューブックによって客に与える影響が変わること、商品のアピールの方法など、実例を挙げながらレクチャーした。

　当日は福島市内で飲食店やバーなどの経営者や店長など20人が熱心に話を聞いた。福島市陣場町のイタリアンレストラン店主の新田さんは「店が売りたい商品をどのように見せ、それが客にどうすれば伝わるかなど参考になった」と話す。福島市置賜町の居酒屋店長の塩谷さんは「とても勉強になった。メニューチェンジの際に役立てたい」と意欲を見せる。

　同社大類充敬支店長は「若い経営者たちがコロナ禍でも頑張り続けていた。少しでも役に立つことができ、福島の将来の飲食業界を一緒に盛り上げていけたら」と思いを寄せる。「今後もいろいろなテーマで飲食経営者向けに勉強会を開きサポートできれば」とも。