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福島県立美術館・図書館にカレー店「笑夢」 大町から移転

来店を呼びかける店主の芳賀眞(まこと)さん(左)と弟・航さん(右)

来店を呼びかける店主の芳賀眞(まこと)さん(左)と弟・航さん(右)

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 カレー店「笑夢(えむ)」(福島市森合)が4月25日、福島県立美術館・図書館敷地内レストランに移転オープンした。

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 2006(平成18)年に福島市大町にカレー専門店としてオープンした同店。移転のきっかけについて、店主の芳賀眞さんは「大町に本店をオープンしてから16年間、多くの人に支えて貰って今日を迎えることができた。今後は、今まで培ったものを新しい形で提供したいと思い新天地へ移転することを決意した」と話す。席数は30席。

 移転先の福島県立美術館・図書館敷地内レストランは、昨年5月にフランス料理店が閉店して以来約1年間、空いたままになっていた。眞さんは「昨年秋口から街なかを中心に移転先を探していた。そんな時に福島まちづくりセンターの人に今回の物件を紹介してもらった。最初は、県の建物にカレー店が入っていいのかとちゅうちょしたが、県の人からも背中を押してもらえたので移転を決意した」と振り返る。「景観や雰囲気がとても魅力的で、これから年を重ねていく上でこの空間で過ごしてみたいと思った」とも。

 移転後は、移転前から提供している「スパイスカレー」のほか「カツカレー」「スパイスフルーツパフェ」などの新作も提供する。「今までスパイスカレーというジャンルにこだわって突き詰めてきたが、今後はカレーという幅広いジャンルで提供していきたい。新作メニューも楽しみにしてほしい」と眞さん。

 眞さんは「コーヒー店のポップアップや料理教室、料理人を集めてのオードブル料理の提供など幅広く活動していきたい。新天地で地域貢献ができるような取り組みができれば」と意気込みを見せる。

 今後については、「これからが『笑夢』の第2章で、店舗としては最後だと考えている。この新天地で培った人と料理を夢でもあるホステル開業につなげたい。そんな動きができれば」と話す。

 営業時間は11時~20時。月曜定休。

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