福島市のサッカークラブ「FCシャイネン」（福島市東中央、TEL 050-5266-0769）が4月、中学生チーム「ジュニアユース」を新しく立ち上げる。

　同クラブは、スポーツクラブ「STARTLINE」（住所）代表の渡邊剛充さんが2022年5月に設立した。渡邊さんは「福島市で幼少期から大人になるまで、一貫して本格的なサッカーができる環境を自分の手で作りたかった」と話す。「自身に深い縁やゆかりのある福島市を盛り上げたかった」とも。

　現在200人の会員がいる同クラブには、小学生チームや社会人チームがあるほか、サッカー教室も行っている。新しく中学生チームを作ろうと考えた理由は、「幼少期から継続的な育成システムを早い段階で整え、選手たちの目標設定を明確にしたかったから」だという。

　活動では、福島県内外の他のチームと積極的に交流を行ったり、チーム内で季節に沿ったイベントを行ったりしている。「選手たちの『楽しい』を引き出すことで、チームワークがとても良くなっている」と渡邊さんは話す。練習で大切にしているのは、「選手一人一人と向き合い、常に自主性をテーマに置き、個人のスキルと人間力をしっかり伸ばすこと」と力を込める。

　今後の目標は「ユースチームをさらに立ち上げ、福島市育ちのプロサッカー選手を数多く輩出するクラブにすること」だという。「クラブチームのほかにサッカー教室も毎週開いている。『サッカーがやりたい』と思ったら、まず遊びに来てほしい。君の『楽しい』がグラウンドにある」と呼びかける。

　3月20日・27日の19時～21時、新中学1・2年生を対象に、ジュニアユースの説明会と体験練習会を行う。会場は、20日＝あづま運動公園メインアリーナ、27日＝十六沼公園。参加無料。要事前申し込み。