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福島のジビエ料理店「猪鹿鳥」が1周年 駆除により失われる命を食に

一般社団法人みらいの光代表理事の加治 浩子さん

一般社団法人みらいの光代表理事の加治 浩子さん

 福島市松川町のジビエ焼き肉専門店「猪鹿鳥(いのしかちょう)」(福島市松川町、TEL 070-2186-1122)が8月4日で1周年を迎えた。障害児・医療的ケア児とその家族を支援する一般社団法人「みらいの光」(方木田)が運営する同店は、この1年で駆除により失われる命を「食」につなげる取り組みを進めている。

ぼたん鍋、もみじ鍋、すき焼きなども提供する(写真提供=猪鹿鳥)

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 この1年を振り返り、代表理事の加治 浩子さんは「駆除によって捨てられている命の多さを実感している」と話す。同店は、イノシシ肉や鹿肉といった開業当初からのメニューに加え、この1年でハクビシンやアライグマ、アナグマなど、これまで駆除後にそのまま廃棄されていた動物の肉も新たに提供を始めた。「無駄になってしまう命を食肉として提供するという活動に価値を感じている」と菅野さん。

 人気メニューは、「日本鹿とエゾ鹿の食べ比べセット」(2,000円)と「エゾ鹿とイノシシの食べ比べセット」(2,300円)。加治さんは「部位ごとに肉の厚さをミリ単位で調整し、柔らかくおいしい状態で提供できるよう研究を重ねている。1年かけて、そのデータがそろってきた」と話す。愛媛県など県外からも来店客がある。ハクビシンやアライグマなど、珍しいジビエを目当てに訪れる人も多いという。「ジビエは鮮度が高い状態で処理をすれば臭みは出ないので、鮮度管理は徹底している。ここまでおいしくジビエが食べられる店はなかなかないと思う」と加治さんは自信を見せる。

 1周年を記念して今月18日まで、会計5,000円ごとに1,000円分の食事券を進呈している。

 今後について、加治さんは「身近なところで無駄になっている命があることを、まだ多くの人が知らない。おいしいジビエを届けることを通じて、命の大切さを伝えていきたい」と展望を語る。

 営業時間は、11時~14時、17時~22時(土曜・日曜・祝日は11時~22時の通し営業)。

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