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伊達・聖光学院、卒業式前夜に花火 初のベスト4や卒業祝い打ち上げ

打ちあがる花火を見る選手

打ちあがる花火を見る選手

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 聖光学院高校(伊達市六角3)野球部のグラウンドで2月28日、夏の甲子園で初のベスト4進出を決めたことや卒業を祝う花火が打ち上げられた。

青山浩士さん

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 打ち上げは野球部3年生が花火製造の老舗「糸井火工」(須賀川市矢沢火燈壇)への就職が内定したことがきっかけで、同社から話が持ち込まれ実現した。

 地元では名門の野球部から異色の進路を決めた青山浩士くんは「小さい頃から花火が大好きで、花火大会によく出かけていた。震災で一時、山形に避難もしたが、福島に戻ってきてからは毎年、地元の花火を見ていた」と振り返る。「花火で感動や勇気をたくさんもらった。これからは自分が花火を作り、たくさんの人に感動を与え、見ている人を笑顔にしたい」とも。

 18時からの打ち上げを前に、グラウンドには野球部全員が集まり、野球部の齋藤監督や糸井加工の糸井秀一社長、青山くんがあいさつを行った後、全員で校歌を斉唱。カウントダウンを経て、卒業式前夜の夜空に約70発の花火が打ち上げられた。

 青山くんは「聖光学院で学んだ人間力と、野球部で培った精神力とで、日本一の花火師を目指したい」と意気込みを見せた。

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